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教師であり父でありAppleが好きな僕が書くブログ

学校はもっと外部に仕事を回すことに注力すべき【下校指導】【テスト採点】

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学校の業務って何か知っていますか?

 

文科省が学校の業務について明言されてしばらくたちましたが、まだまだ地域にも我々にも根付いていないように感じています。

 

今日は、実際に僕の周りで起きたことを例に挙げながら、もっと外注すべき!という僕個人の考えを述べていこうと思います。

 

ケース①下校指導

きっかけはクレーム

先日、上のようなtweetをしました。思いのほか反響があって嬉しかったです。

きっかけは放課後の地域の方からのクレームでした。

「中学生の自転車のマナーが悪い。ちゃんんと指導しているのか。」

自慢ではないですが、本校はかなり交通マナーの指導はしていると思っています。たびたび交通ルールについて考えていますし、スタントマンを呼んで実際に事故現場の再現などをしてもらったりしました。

 

にもかかわらずこういったことがよくあります。数百人はマナーが良くとも、たった数人のせいで学校全体が悪く言われちゃうんですよね。

 

で、このクレームについて担当の先生がとった行動は「今すぐ学校周辺出て下校指導をしてください!」と声を荒げるといった行動でした。時刻は夕方六時半を過ぎていました。

 

 

いろんな想いを抱きつつ、「あんなに頑張って指導しているのにこのクレームじゃ担当の先生も辛いよな〜」とその場では自分を納得させ、学校周辺のパトロールに出ました。

 

翌朝の出来事

本校では毎朝職員室で全体の打ち合わせがあります。そこで、担当の先生が昨日の件を受けて全体にこんな連絡をしました。

 

「昨日、地域の方から自転車のマナーについてお叱りの言葉をうけました。今日、クラスの生徒にもう一度交通ルールについて話をしてください。そして、放課後は皆さんで下校指導をしましょう。

 

これを受けて、僕は勇気を振りしぼって手を挙げ、発言をしました。

 

「クラスの子にもう一度話をします。命に関わることですから、きちんと一緒に考えます。でも、下校指導はやめませんか?

 

放課後部活動を見て、下校指導をし、その後職員室に戻って仕事をしろ、というのは今の働き方と逆行しています。

 

下校指導は我々でなく、地域の方や警察の方と連携して皆で指導していく方向で担当の先生は動くのはどうでしょうか?」

僕自身は部活動が終わったらそのまま帰るので別に下校指導をしてもかまわないんですけどね笑。

今の若い先生、そして5年後、10年後に先生になろうとする人達のためにも業務の選別をした方が良いと感じ、勇気をだしました。

 

 

下校指導は文科省の提案する「学校以外が担うべき業務」に該当する項目です。現場の我々がこれをしっかりと認知し、行動していかないと。

 

話をしながら、若手の先生達がしっかりと僕の方を見てうなずいて賛成してくれるのを見て、声を出して良かったと感じました。本校は、おかしいと声を出すことで変わることのできる素敵な学校です。

 

担当は教員でなく外部に働きかけるべき

担当の先生はもう一度自分の分掌を見直し、できるところは積極的に外注(学校でないところに業務をお願い)するべきです。その働きかけは、担当や管理職が行うべきだと考えています。

 

僕は、今年度のはじめに安全担当の先生にお願いをし、朝の登校指導をやめてもらいました。勤務時間前になりますし、これを我々がやると他がやってくれなくなるよ、と相談し担当から全体に提案してもらいました。

 

学校の先生はなんとか学校の中だけでおさまるように動いてしまいがちですが、もっともっと外に働きかけないといけません。

 

一般的にはまだ「学校外が担うべき業務」という認識が薄いです。「家に帰ってきません」なんていう相談は、我々でなく警察にすべきなんです。それが仕事ですから。

 

そのかわり、我々は子どもたちに学力、考える力を伸ばす授業にもっと尽力しなければいけないと考えています。その道のプロであるはずですから。

 

学校は何をするところかしっかりと見直し、現場がもっと考えて動いていかなければ、と感じています。

 

ケース②テストの採点

夏休み明けのテストで外注

今年度、夏休み明けのテストを業者に注文することにしました。その業者は採点も行ってくれるということなので、お金を払って教材を購入し、テストも購入しました。

 

夏休み明け、テストを実施し、そのテストは業者に渡しました。テストの作成、採点を外注したことで随分と負担が減りました。

 

ちなみにテストの作成および採点は「必ずしも学校が行わなくても良い業務」に分類されていたと思います。

 

ひどい採点ミスの連続

テストが返ってきて、生徒に返却をしようとしてびっくり。採点ミスがあまりにも多かったのです。

 

大問が丸々採点されていなかったり、あげく28点の生徒が72点になっていたり…。呆れてしまいました。

 

業者は二重チェックをしていることになっていましたが、とてもじゃないけれどチェックされていたとは思えません。すぐに連絡をし、事実を伝えました。

 

業者も平謝りの状態でしたが、ずさんな管理に腹を立てた先生も多かったです。

 

めげずに今後も利用すべき

中には「これだから業者はダメだ」という先生もいましたが、そこでテストの作成や採点を我々がやる方向に戻してはいけません。

 

今後もどんどんと利用すべきと僕は意見をしました。(再度この業者にお願いするかは別として

 

今、かつて学校の業務であったものがどんどんと外注されはじめました。しかし、それはまだ発展途上なんだろうと感じています。

 

簡単にいうと、業者の方もまだ慣れていない状態なんだろう、と。子どもに被害が行くのは避けるべきですが、こういった採点などはどんどんと外注し、外注先にノウハウを溜めていくのが今なんだろう、と感じています。

 

これも5年後、10年後の学校のためにも今のうちに外部に積極的に注文し、やがて安心して任せられるような、支えあうような存在になっていけたらいいな、と感じています。

 

さいごに

時間は唯一誰にでも平等にあたえられた財産です。私たち教師はその時間を子どもたちの学力を伸ばすために使うべき

 

だから、今の仕事をもう一度見直し、思い切って我々の業務でないと声を出していくべきだと思います。

 

僕は、自分の周りから、できるところから変えていこうと発信していきたいと考えています。