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教師であり父でありAppleが好きな僕が書くブログ

合唱指導 大きな歌声を出すための指導4つのポイント

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合唱指導、楽しんでいます。まだまだ声が小さく、仕上げの段階からは程遠いですが、この創り上げていく過程が楽しいんですよね。

 

今日は合唱指導でよくある悩み「合唱での声が小さいときの指導」について書いていこうと思います。

 

音を覚えているのが大前提

声が小さいことの原因は色々とあるかもしれませんが、声が小さいことの原因の多くは自信がないことです。

 

自信がない生徒にいくら「声を大きくして」と言っても、その場では大きくなるかもしれませんが僕はちょっと乱暴に感じます。むしろ自信をつける指導をすることの方が重要だと思います。

 

そのためにできることは…繰り返しお手本を聴いて歌って、反復演習するしかないと思っています。

 

以前は合唱になるとクラス全員分のCDをやいて配るなどしましたが、今はそんな時間はありません。(このあたりは学年で足並みを揃えた方が良いと思います)

 

なので僕は給食の時間に放送をやめて合唱用のCDを流すことを提案し、そこで各パートの音階を耳で覚えてもらうようにしました。

 

なかなか中学生ではそれだけでは覚えるのは難しいかもしれませんが、やらないよりはマシかなと思っています。

 

壁に向かって歌う

音を覚えてきたら次は壁に向かって歌わせ、自分の音程が合っているか自分で気がつくようにします

 

普通に歌っていると自分の歌声ってなかなか聴こえないんですよね。なので全員で壁に向かって歌わせ、音程の確認をしてもらいます。自分の歌声が聞こえると音程が合っているのだと安心する生徒もいるようです。

 

これらは先ほどと同じように、自信をつけさせるための指導です。人前で歌うのなんか恥ずかしいことですから、恥ずかしさをごまかすために笑っちゃう生徒も珍しくありません。

 

そんな生徒を「笑うな!」というより、笑ってでも楽しく自信をつけさせてあげる方が合唱の楽しさが伝わるかな〜と思っています。

 

壁に向かってが難しいようであれば、楽譜で自分の顔を覆ってしまうのも手です。当然歌声は教室には響きませんが、目的は自分の歌声を聴くことですから、これで十分です。

 

「吸った空気を全部出して」

「思いっきり息を吸ってごらん。今吸った息を全部出して歌うよ〜!」

この指示は大きな歌声を出すにはどうすれば良いのかを伝える指示です。とても具体的なのでオススメです。

 

大きな声が出ない生徒の中には、息をたくさん吸えない生徒も実はけっこういます。出すものがないのだから当然声は小さくなります。

 

息の出し方ではなく、息の吸い方にも気づかせてあげると思いのほか大きな声が出るようになります。言葉かけ一つの工夫で生徒の反応は大きく変わります。僕が教師をやっていて楽しいな〜と思う瞬間です。

 

息を上手に出す方法は息を思いっきり吸うことです。では息を思いっきり吸うには…息を思いっきり出すことだと思います。笑

 

一度「あーーーーーーーー」と苦しくなるまで息をゆっくり出し、その後大きく息を吸います。最初はゆっくりの方が良いかもしれませんね。ゆっくり大きく、お腹が膨らむのを感じさせ、一旦止めてから「全部出すように」歌ってもらいます。

 

上手になってくるときっとスッと一瞬で吸えるようになるのでしょうね。僕は水泳をやっていたのでそのイメージで伝えています。

 

向こうにいる人に届ける

1〜3の指導を丁寧にやった後、最後にこの指導に入ります。自信をつけさせ、息の吸い方や出し方を多くの生徒が理解した後にこの指導をします。

 

これは聴いた話ですが・・・音にも重さがあるようです。(本当のところはわかりませんが、そのイメージで伝えています)

 

音をいくら大きく出しても遠くに届けないと聴く人の感動にはつながりません。なので最後は人に届ける練習をします。

 

広い教室の壁と壁に並んでもらい、向かい合って歌ってもらいます。互いの声が聴こえるほど大きく届くよう歌ってもらいます。

 

高い声は頭の上から出して放物線を描くイメージ。低い声はお腹を使って強く押し出すイメージ。この辺りはイメージなので僕も試行錯誤しながら言葉かけを考えています。

 

さいごに

本文中にも書きましたが、僕は「大きな声を出して」という言葉は一切使いません。抽象的ですし、そこに先生がこだわってしまうと合唱の楽しさって伝わらないと思うんですよね。

 

人生で小学生、中学生くらいですよ、全員で歌を歌うのって。せっかくのその機会を嫌な思い出で終わらせてしまうのってなんだかもったいないじゃないですか。

 

僕は合唱指導を楽しんでやっています。当然うまくいかないこともたくさんありますが、賞以上のものを毎年、生徒とともに得ていると思っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!